JR東日本と伊藤忠商事は2025年12月23日、不動産事業分野で戦略的に提携し、JR東日本不動産（JERE）と伊藤忠都市開発（IPD）の経営統合に向けた基本合意書を結びました。開始時期や持株比率などの条件は今後の協議で詰めます。
両社は、鉄道の集客力や社有地・沿線開発のパイプラインと、商社の企画力・技術力、分譲住宅「CREVIA」など住宅ノウハウ、賃貸（物流・商業・ホテル等）まで含む不動産バリューチェーンを組み合わせ、総合デベロッパーとしての成長を狙います。回転型ビジネス（取得・開発・売却で資金を循環）を通じた再投資や、駅を核にした大規模複合開発、地方でのアリーナ等の目的地型施設や工業団地開発にも言及しました。
不動産以外でも、Suicaに代表される顧客接点と伊藤忠の生活消費分野の知見を生かした協業を検討し、将来は海外展開も視野に入れるとしています。
source: PR TIMES